
松村早希子 個展 境域 / しましまグラデーション
「ただ好きな女の子の顔を描きたい…!」という一心で突っ走ってきた私の20年。そもそも女って・男って、何だろう?自分の意識の中で《性別》ってどうやって形作られてきたんだろう?という疑問に始まり、こころの中の謎を解く旅に出ることにしました。
しましま模様の猫は、その毛1本1本が縞模様になっています。男女のボーダーでできているように見えるこの社会における性別の概念も、一人ひとりを深く見つめると、その一人の中でも性自認を超えてグラデーションになっているのではないでしょうか。
たった一本の猫の毛を見つめるようにして、自分の中の性別という縞々を見つめなおしました。
展覧会では、単純に「男 / 女」で分けられない、性別のグラデーションを想起させる存在をテーマに描いた新作絵画10点以上を展示いたします。
ZINE刊行 同テーマで制作した合同誌「しましまグラデーション-ジェンダーとセクシャリティについての個人的なおしゃべり-」を販売いたします。