6.3-6.6 NEONEO

NEONEO north1f

作者が制作する”色むら模様”の工程で生まれた実験布や一度役目を失った布を再利用するプロセスと、不規則な模様と規則的な行為による模様によるバイロジック表現が織りなす、染めの色むら模様を再構築した新たな試みで制作された作品群です。

皆川百合
2015年に大阪芸術大学を卒業後、2017年に京都芸術大学にて修了。
2019年までランジェリーデザイナーとして勤務。現在、東京藝術大学博士後期課程に在籍。
2019年にはFENDI Fur Tablet design contest 優秀賞など工芸領域を横断した活動をしている。
皆川は禅仏教思想に影響され自身の哲学による、二項性の事象が相互依存により同時に存在し流動的に調和する状態を「バイロジック」と呼び、染色の過程にみられる無意識的な表現と意識的な表現が同時に存在する「バイロジック表現」を目指し、日本で独自の発展を遂げた染色技法を複合的に扱い、染料の動きが効果的に出る表現を伝統技法から抽出し独自の技法で色や模様を装飾した染飾作品を制作する。

NEONEO north1f

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